錯誤とは?
錯誤というのは、意思表示をした者の内心の真意と表示されたことが、重要な点で食い違いがあることをいいます。
真意と表示とに食い違いがあると、真の意思表示ではないと解され無効とされますが、表意者に重大な過失がある場合には、その者を保護する必要がありませんので、この者が自ら無効を主張することは許されません。
錯誤ありの場合は?
錯誤は、法律行為の性質、契約の対象物件の違い、契約の相手の人違いなどの場合に錯誤ありとされます。
ただし、売買の動機となった事実に食い違いがあるような場合(動機の錯誤)には、契約の際、その動機が表示されていなければ、無効を来すことにはなりません。
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