住宅ローンの返済期間で有利なのは短期?長期?
住宅ローンの返済期間については、長期でローンを組むほど毎月の返済額は少なくなり、収入基準(必要年収)などの条件も満たしやすくなります。
とはいえ、多少なら毎月返済額を増やしても差し支えないという人の場合には、なるべく短期でローンを組んだ方が総返済額の面からは有利ですので検討してみたいところです。
この辺りは、具体的な数字で比較するとわかりやすいのですが、返済期間別の毎月返済額と総返済額をみますと、返済期間が短期になるほど毎月返済額は多くなるのですが、総返済額は少なくなります。
これは、元利均等返済のケースでは、1回の返済金のうち、返済期間が短期のものほど元金部分が多くなるからです。
利息というのは元金残高につきますから、元金部分を多く返済することによって支払う利息が減るというわけです。
毎月返済額の決定方法は?
長い期間で住宅ローンを組んだ方が毎月返済額が少なくなるという理由から、最長35年返済を選びがちですが、当初の毎月返済額を決定する際には、次のような観点から選択することも重要です。
■他の支出と照らし合わせて、支障なく返済できる額を算出し返済期間を選択する
■定年までといった目標を決めたうえで返済期間を選択する
最長返済期間のみにこだわらない、返済可能なベストの毎月返済額を選択したいところです。 |